散華乙女の碑の前で… -戦時下の学院-
中3の公民の授業では、毎年、憲法学習の前後に、校内を巡りながら本学院の戦時下の歴史にふれています。
アジア太平洋戦争末期、米軍の空襲に日本中が見舞われる中、この学院内にも爆弾が複数落ち、4人の生徒が亡くなっています。先輩たちの戦争と隣り合わせであった学校生活に思いを馳せながら、学院内を歩きました。戦争経験者の先輩たちが心から願った平和について、問い続けてほしいと思います。ここに生徒の感想の一部を紹介します。
- 「当時、学校に通っていた生徒は戦争中で学びたくても学べず、今の私と同じ若い子が戦争のために部品を作ったり、空襲に怯えたりなどして過ごしていたかと思うと、悲しく思うとともに、この当時のことを忘れてはいけないと思いました。」
- 「制服に憧れて入学したのに、制服を着ずに作業服で飛行機の部品を作らなくてはいけなかったという話を聞いた時、とても切ない気持ちになりました。…その時の先輩たちの分の想いも背負い、たくさんの気持ちがつまった制服を身につけて、学校生活を送っていこうと思いました。」
